あと、よく戦法の名前を聞くと思うんですが、あれは過去に将棋を打ってきた譜面などを研究して、より効果的に効率よく将棋の駒を進めるための定石に名前がついてるだけなんで、別に「中飛車」とか「四間飛車」、あるいは「舟囲い」「美濃囲い」とかって宣言して、その戦法で戦うとか守るというものでもないのです。効率を求めると、特に序盤戦などは定石どおりの手筋がいちばんラクだということですから。
ちなみにドラマのハチワンダイバーで、アパートにやってきた中静そよ(仲里依紗)に対して、主人公の菅田健太郎(溝端淳平)が用いたのは四間飛車という戦法。これは、飛車が最初にいる場所(盤面の右側)から左側へ回り込んで4筋(将棋は棋譜を記録するために縦横にそれぞれ1〜9までの数字をつけてます)から攻めていくという戦法で、けっこう一般的なものです。
攻めの戦法には、主に飛車がどこから攻めるか、ということで、中飛車(ど真ん中から攻める)、四間飛車(4筋から攻める)、向かい飛車(2筋、相手の飛車がいる筋を攻める)という風に、定石の名前がつけられてます。飛車というのは、縦横に一気に動くことができるので、攻めの中でも重要な役割を果たすんですね。
ハチワンダイバーを見るときにも、そういった戦法名を知っておくと、ちょっとだけ楽しく見られるようになると思いますよ。あんまり盤面が詳細に出てくるタイプのお話でもないので、知らなければ知らないでも全く問題はありませんけどね。
ということで、ハチワンを見るときちょっと役に立つ将棋の豆知識として、第1回は戦法の名前などについて解説してみました。
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